「デコイチ」などと誰が言い出したのかはよくわからないが、全国各地で活躍し、両数も多かったD51型式の「デコイチ」が蒸気機関車の代名詞とも言われたのはもっともなことかもしれない。このコラムでも、「布原の …
秩父鉄道といえば、「SLパレオエクスプレス」のC58363が有名だが、今から50年ほど前、そこは旧型電気機関車の聖地のひとつだった。西武鉄道のE71(ED10)やE61(ED11)、近江鉄道のED14 …
もうすぐ大晦日、そして新年を迎える。かつてこの時期千葉の鉄道は成田山初詣の列車でニニにぎわった。大みそかには成田に向かう各地から終夜運転で臨時列車が運行された。中には「勝浦⇒東金⇒八街⇒成田」という列 …
ルクセンブルクはフランス、ベルギー、ドイツに囲まれた「大公国」で、鉄道は1859年創業というから日本よりも長い歴史を持つ。首都のルクセンブルク市は町全体が「旧市街と城塞都市」としてユネスコの世界文化遺 …
一昔前かふた昔か、もっと以前か、房総半島を巡るローカル線の写真がパラパラと出てきたので各線の代表をご紹介しておこう。 今やJRは、東京から見て千葉以遠はほとんどがローカル線のようなもので、特に2021 …
国鉄足尾線といえば、現在は第三セクター「わたらせ渓谷鐵道」と呼ばれる、群馬県の両毛線桐生駅から栃木県日光市間藤駅まで44.1kmの路線である。1911年4月15日の相生~大間々町の足尾鐡道がその始まり …
5年前、2019年7月27日のコラム「DD51が客車急行を引いた夏」に書いたように、かつて、1960~70年頃の房総の夏は海水浴客であふれ、多くの臨時列車が運転されていた。今や房総の海水浴客も減少した …
国道駅といえば関東ではJR(旧国鉄)鶴見線の駅である。鶴見線は1924年に浅野財閥が鶴見臨港鉄道会社を設立し、1926年に浜川崎~弁天橋を開業させたのがその始まりで、1930年にはほぼ全線が開通した。 …
2020年7月7日のこのコラムに「南紀のDF50」を書いた。DF50は1956年から製造された電気式ディーゼル機関車である。エンジンのメーカーにより基本番台(スイス/ズルツアー社・8気筒)と500番台 …