先日、T-LIFEパートナーズ(旧・東日観光)株式会社のロータリー室から、来年の国際ロータリー(RI)年次大会(国際大会)参加旅行のご案内①をいただきました。来年の国際大会は2023年5月28日(日)から31日(水)まで(友愛の家のオープニング・セレモニーは27日)、オーストラリアのメルボルンで開催されます。既に参加の登録を済ませている方もいらっしゃることと思います。
さて、オーストラリアといえば昨年(2021年)4月6日に、「オーストラリアのロータリー100周年記念切手」②が発行されましたが、その初日カバー(FDC)③の特印(記念消印)指定局はメルボルン郵便局でした。オーストラリア郵政作成のFDCはすべてメルボルンの消印です。それはオーストラリア最初のロータリークラブ(RC)がメルボルンRCだからで、1971年の50周年の際も同様でした。
メルボルンでの国際大会開催は1998年5月に次いで2回目になります。オーストラリアにおけるロータリー関連の記念切手は過去4回ありますが、いずれも周年行事によるもので、国際大会の際はPスタンプ(Personalized Stamp、日本で言うところのフレーム切手)か「額面印刷済み封筒」で発行されています。前回のメルボルン大会は45セントの「額面印刷済み封筒」で「Service Above Self」が強調され、初日記念消印も「Service Above Self」がデザインされています④。これは手押しの消印(陰影にムラがある)ですが、あらかじめ同図案の消印が印刷されたFDCが大量に作られ販売されましたので、手押しの方が稀少になっています。
来年のメルボルン大会については、オーストラリアのクライヴ・メラーさん(ROTARY ON STAMPS副会長)がオーストラリアポストと交渉中で、年内にはその概要が判明するものと思います。2003年のブリスベーン大会では「Pスタンプ」、2014年のシドニー大会では「額面印刷済み封筒」が発行されています。果たして今回はどうなるのでしょうか。私としては「Pスタンプ」になりそうな気がしています。
先月のコラムで、私の手元には大量のロータリー関係の古封筒があるとお話ししました。探してみましたら、1960年5月11日の消印でメルボルンRCが発送した近郊のクリフトン市のJ. F. Millerさん宛の封筒が出てきました⑤。郵趣的に見ても切手の女王陛下の顔に消印がかかっておらず、日付がはっきり読める良いカバー(封筒)です。
私は1989年に家族4人でメルボルン⇒キャンベラ⇒シドニーを旅したことがあり、その概要は鉄道趣味のコラム(2020年5月7日付)に記しました。その時のメルボルンで最初に見た光景が⑥で、鉄道の中央駅前です。来年の大会時にはどのように変わっているのかいないのか、楽しみにしつつ・・・。