• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

今年マニラロータリークラブ(RC)は創立100周年を迎えました。これを祝い去る7月18日に記念切手が発行されました。切手は12ペソの単片1種(①、40枚で1シート)と55ペソの小型シート1種(②)の2種類があります。12ペソの単片は5万枚、55ペソは4,000枚が発行されました。いずれも初日カバー(FDC③④)が作られ、記念の消印が使用されました。図柄はいずれもマニラRCの100周年ロゴを扱ったデザインで、デザイナーは Victorino Z. Serevo氏でした。

マニラRCはアジアで最初のRCです。切手でも「First in Asia」とそれが強調されています。切手はあくまでもマニラRCの100周年であり、フィリッピンのロータリー100年との表示はありません。2005年にシカゴRCの100周年を世界のロータリー100年として祝ったのとは若干ニュアンスが異なります。なお、マニラRCについてはその50・75・90周年にも記念切手が発行されていますが、90周年だけはフィリッピンのロータリー90周年と表記されています。

マニラRCの元会員で著名なのは、国連第4代議長を務めたカルロス・P・ロムロ氏(⑤准将・外相、RI副会長も歴任)でしょう。氏は第2次大戦後国連の創設にかかわり、雄弁な彼の設立総会での演説が議事進行を大いに活性化させたと記録にあります。東京RCの国際ロータリー復帰時の会員でもあるマッカーサー元帥は、マニラRCでロムロ氏と親しかったようで、戦線にも同行したといわれています。

普通、各国の切手は発行後1か月ほどで切手趣味の市場に出回るのですが、この切手は11月下旬にようやく姿を現し始めました。ROTARY ON STAMPS(ROS)ではJerry 幹事(元会長)が9月下旬に初めて入手し役員に紹介しました。私も手を尽くして10月半ばにやっと手に入れました。フィリピンPOSTが例えばカナダやマカオ郵政のように、ネット通販してくれるとありがたいのですが、日本郵便も海外には対応していないので、何とも言い難いようです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です